介護離職に限らず問題は「仕事」、仕事があれば問題は大きくない

在宅ワーク

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介護離職の問題って難しい。
それは個々の事情で対応が大きく変わるからです。

〇親の介護の程度
〇家族の有無
〇会社の制度、対応
〇資産の有無
〇介護・仕事・人生の考え方

色々、問題がありますが、特に大きな問題が

仕事

ですね。

介護離職問題と言うぐらいです。

問題は「離職」「退職」「仕事を辞める」ことです。

仕事を失い、「介護」という(誤解を恐れずに言うと)決して楽しいと言えないことに従事する。

これはつらいですね。

これね、仕事があれば心理は違うと思います。
仕事、収入が心の支えになるからです。

なのでどう「仕事」をしながら「介護」するのか。
そこがポイントとなってきます。

介護だけじゃない、これから「仕事」を得ることの難しさ」

このサイトは「介護離職」をテーマにしているので「介護」をメインに話していますが、今の世の中「仕事」を保持していくのも難しくなっています。

コロナ渦でリストラ、倒産などで職を失う人が増えています。
このよう状況で「介護」を抱えたら、非常に厳しい。

状況によって最悪「離職」「退職」することの方が良い場合もあります。
「離職」というと会社を辞めるということです。
けど、会社なんて千差万別。
とても介護と両立なんてできる職場環境じゃないところもあります。

だから、私は会社は「離職」「退職」しても良いと思っています。

辞めてはいけないのは「仕事」です。

これは会社勤め、雇われ、サラリーマンじゃなくてもいいということです。

まずはそこの考え方を変えていかなければなりません。

「会社から給料をもらう」以外も考えていく。

介護離職する人って概ね、40代~です。
離職して「再就職」って出来ますか?
恐らく希望の再就職は出来ないでしょう。
40代~の再就職が厳しいのはネットの記事やテレビの番組でやっています。
まあ、求人見ると・・・いいの無いですね正直。

求職が厳しいのに70歳まで働かされる。
なんなんでしょう。

日本の未来が暗いと言われるのは「仕事」がなくなっていくからです。
なくなるのは他人から与えられる仕事
他人が作った仕事を代わりにやる仕事(雇われる仕事)。
仕事を作った人はやってもらうのが人間じゃなくていいわけです。
やってもらうのが誰でもいい様なことはAI,ロボットにやって欲しいと思うのも必然です。

仕事って人間関係で良くも悪くもなります。
人間にやってもらいたいと思うのは「好きな人」の時だけ。
好感が持てて、能力があって、お互い刺激し合える仲。
人間に求められるハードルは高くなってきていると思います。

社会情勢、テクノロジーの進歩、考え方の変化に対応して仕事をしていかなければ良い仕事はなくなっていきます。

でも、これからの社会がどうなるか、テクノロジーってどんなこと?、人の考え方はどう変わっていくのか?
なんてことは頭の悪い自分に分かるわけがない!
もし、そう思うなら「学ぶ」しかありません。

現状、何もせずに座しているだけでは状況は好転しません。
とにかく政治・経済に興味を持ち、テクノロジーを学び、社会を学ぶ。
それは書籍はもちろん、日々の観察からも学べます。

日本の社会人は世界一「学ばない」と言われています。

今まではそれでよかったんでしょう。
会社の業務だけ覚えていればよかった。
でも、これからは学ばなければ置いていかれるのです。
厳しい世の中です。
しかし、チャンスでもあります。

誰もがリストラされ、リスタートする時代

介護で離職して、再就職は困難を極め、今の自分のスキルでは仕事がない。
そんな苦しみの中には介護離職を余儀なくされた自分だけの不幸感がありました。

けれど、これからは離職する理由の一つが「介護」なだけになります。
ほとんどの人が何らかの理由で転職、キャリアチェンジを強いられます。

安泰と言われる大手企業の人間も同じ土俵です。
銀行員なんて10年後はほとんど不要になると言われています。

まあ、大企業、銀行様みたいに今まで偉そうにしていた人達が今の地位を失うのはある意味大変だと推察しますけどね。

とにかく、勉強して、新しい発想を持たないと誰しも次の仕事はありません。

多くの人がリスタートする世の中。
となると介護離職しようがしまいがリスタートすることになるんです。

そうなると「介護」を何とかすれば道は見えてくるはずです。

介護をするな!仕事をしろ!

介護離職の問題は

〇収入がなくなる
〇社会的存在意義を見失う、孤立感
〇仕事のスキルが衰えていく
〇それらの喪失感による焦り→ストレス
〇将来の展望が見えない
〇介護の負担

自分で介護をやって、心を壊して、不幸な結果を招くなら、

介護はするな!

この場合「自分」でするな!ということです。
出来うる限り他人にやってもらう。

お金を払ってプロにやってもらう。
介護保険や親のお金を全てつぎ込む。

それで足りなければ「残業」してでも、バイトしてでも働いてお金を作る。
長時間労働OK、過労死寸前致し方なし。
どのみち苦しいなら「仕事」で苦しむ。
そう覚悟することです。
仕事が忙しいほうが介護漬けよりずっと耐えられると思います。
(もちろん介護が向いている人は介護に力をいれたらいい)

気晴らしに遊ぶにしても「お金」が必要です。
働いていればそれは可能です。
スキルも維持できるし、精神的には絶対「仕事」です。

私はワークライフバランスを推進していますが、最近の働き方改革は疑問です。
収入が減ったら良いライフなんて送れません。
何もない会社員には「残業代」が必要です。
無駄な作業だろうが稼げるなら会社に居続ける。
それも今の苦境を乗り切るにはやっていいと思います。

ただ、社会の仕組みの変化で「残業」などはいつなくなるかわかりません。
いつリストラされるかわかりません。
会社だっていつなくなるかわかりません。

なので、自分で稼げる力を付けていかなければなりません。

でも、どうやって・・・・・

一気に考えない、マシを積み重ねる

個人でビジネスを始めよと言っても何から手を付けたら良いかわからないと思います。

それでうんうん悩んでも進みません。
いきなり事業を立ち上げようとか思うと「無理」となります。

一気にやろうとするから進まない。
ダッシュはできません。
ほふく前進でいくしかありません。
めちゃめちゃ遅いです。
でも止まっているよりはいい。
戦争映画で歩兵はほふく前進で進みます。
そして敵陣が見えたら、攻撃する好機を見つけたら突撃します。

同じようにチャンスが見えるまでほふく前進です。

今日は昨日よりちょっと「マシ」になった。
それを毎日繰り返す。

個人で稼ぐ方法はネットで溢れています。

まずは簡単なアンケートサイトからやってみて1000円でも稼ぐ。
自分で稼げることと労力の大変さを実感します。
じゃあ、次はブログやってみるか?クラウドソーシングやってみるか?写真を売ってみるか?少しずつやっていく。

そうやってマシを増してマシマシにしていく。
そこからだと思います。

続けていれば気が付いたら出来ていた・・そうなると思います。

とにかく「介護離職」しないためには会社ではなく「仕事」を失わないことです。

収入源を出来るだけ多く持つこと。

これを意識して実践して学ぶ。

それしかありません。

座していては死を待つのみ。

「生きる」覚悟をしてください!

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