1.自分で介護しない(努力をする)

介護をしないと言っても介護を放棄しろということではありません。
自分で介護をせず、お金でプロに頼むのが一番気を使わなくていいと思います。お金をあまり使わず、親類縁者に頼むのもありですが、それはそれで交流していく労力が必要です。
仕事と介護の両立と簡単に言いますが、簡単じゃない!と言いたくなると思います。
なら、どっちかを選ぶわけですが、介護オンリーはあまり良い結果を招かないので介護離職ストップと言っています。
となると「仕事」を選ぶことになります。
「仕事」を選ぶならとことん働きましょう。
そして稼ぐ!稼いだお金でプロに介護を頼む。それが私が考えるベストです。
もちろん、それは絶対的正解ではありませんよ。
でも、仕事を失わず介護を遂行するにはこれが一番やりやすいと思います。

2.自分の都合を優先する!

親が施設に入るのは嫌だとか、子供に面倒を見て欲しいとか要望を言って来ます。
可能なら応えてあげてもいいでしょう。
しかし、それが自分の負荷になるなら、無視です。
まずは自分の都合を考えて、無理のない介護が出来るようにしていきましょう。
希望は余裕ができてからでいいのです。

3.介護事情は関係者には言っておく

介護することになったら会社や親せきに事情説明とお願いを言っておきましょう。

特に会社には
自分の状況、介護の見通しを話した上で、どう働くかを提案します。
介護施設から緊急で呼び出され帰ることがある。
介護の送り迎えで遅刻早退する。
仕事をお願いすることがある。
ただし、働ける日を設けるので、その時はがっつり働いて穴埋めする。

などキチンと言っておくと後々楽です。

そして、そのことをしつこく言います。
「聞いてないよ」という人を無くすぐらい、言いすぎなくらい言っておいて、ちょっと気にしてくれる感じです。

4.介護に関連したNPO法人などに所属する

コミカレOSAKA 介護と仕事

介護事情を考慮してくれない、遅刻早退を許してくれない、嫌がらせをされたなど、理解のない会社の場合、個人で戦うのはしんどいです。
そんな時、介護問題に取り組んでいるNPO法人などの組織に属していれば専門家の相談出来ますし、一緒に交渉などもしてくれます。
まずは気になる団体に入って、貢献しておくことが大切ですね。
あと、市議会やらの議員と仲良くなっておくのもいいかもしれません。

5.良い人をやめる

子どもの私が介護しないといけない。
お金で解決するなんてしていいのだろうか?
会社の付き合いも大事にしないと・・

皆さん、基本良い人なんだと思います。
けれど、「2.自分の都合を優先する」にもつながりますが、自分がまずしっかり立っていないと人を支えられません。

悪く思われるかもしれないと無理をするようなことだけはやめましょう。
仕事は断りにくくても、飲み会は断る!

親を放ったらかしてと非難されても「フン!」と思っておきましょう。

良い人でいなくていい。

6.迷惑をかけろ

迷惑かけたらダメと言われますが、こと介護になると話は別。
仕事を頼む、介護を頼む。周りに迷惑かけまくりましょう。

いいんです。介護を乗り切るためには。
後でちゃんと恩返し、恩送りで返していけばいいんです。

介護迷惑 is all OK!

7.副業しよう、収入源を複数持つ!

介護離職の最大の問題は収入がなくなること。
そして通勤が難しいこと。

家でできる仕事を今から副業でやっておきたいですね。

収入源が別にあれば、会社をクビになることを過度に恐れることもなくなります。

そうなれば、多少希望を言えたり、余裕を持つことができます。

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8.テクノロジーを勉強する

これから画期的なテクノロジーが続々でてきます。
医療分野も同じ。
今までの問題が一気に解決するかもしれません。

介護の負担を減らすテクノロジーを知って使えたら、両立のハードルは下がります。

Iotなどが発達すれば遠隔で様子を見たり、薬を渡したりできます。
センサーで動きを監視して、指定エリアを出たらアラートが来るとか・・

それを知っているかが重要です。勉強しましょう。

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9.良い言葉を持っておく

良い言葉は人を勇気付けます。
自分にあった良い言葉を探して、ピンチの時言葉にしてみましょう。

介護と仕事の両立には多くの苦難が待ち受けています。

絶望的な場面もあるでしょう。

「万事休す」と書いて「栄光の瞬間」と読む!
人を育てる作家:中谷彰宏さんの言葉です。
漢字を漢字で読むな!という突込みと、この苦境が「栄光」なんだと勇気付けられました。

あなたもいい言葉と出会ってください。

10.マシを積み重ねる

介護と仕事の両立の問題は千差万別、一筋縄ではいかないし、一瞬で解決するものではありません。
でも、ちょっと「マシ」には出来ると思います。
怒られるのが10回から9回に減った。
「怒られる」という問題は一見解決されていないように見えますが、マシにはなっています。
そこから8回、7回、6回・・・とマシにマシを重ねていけば、間違いなくゼロになる。

そう考えて焦らず、少しずつマシにしていく。
マシを増して、マシマシにしていくことは介護離職を防いで仕事と介護の両立が出来るようになっていくことです。

地道ですが、それが一番近道だと思います。

最後に

介護と仕事を両立させる心構えとして10個上げてみました。
もちろん、もっとあるし、違う見方もあるでしょう。
うん、それでいいんです。
色々ある中で自分に最適なものが見つけられたなら。
そしてちょっとでも「マシ」になれば・・・

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