今こそ働き方改革!男女共同参画

介護離職ストッパー 内橋康彦です。

2016年1月14日の読売新聞の「男女共同参画」の特集と
2016年1月15日に出席した生駒市男女共同参画審議会での内容を踏まえて思うところを書いてみます。

「男女共同参画」とは何か。

まず、「男女共同参画」とは何か。
男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うこと
http://www.gender.go.jp/about_danjo/society/

男女平等というと単純すぎますね。今まで抑圧されて自由に行動できなかった女性が自由になり男性と同じように生きていくことができる。といった感じです。これ定義が中々難しく、結局女性視点になってしまいます。だから女性政策みたいに映るわけです。
実際、生駒市の男女共同参画プラザの相談窓口は女性対象で、逆に男性は取り残されている現状です。

ブログ:今こそ働き方改革を!

男女共同参画の目標値

さて、そういうわけで「男女共同参画の目標値」(図)では女性の管理職の登用率が出ています。
増えてきているみたいですね。それでも男性に比べて圧倒的に少ない。それは会社の在り方、登用しにくいという事情もあるでしょうが、女性自身も管理職にはなりたくないとい人が多いという原因があります。そうですね、特に女性は管理職をやっている女性のロールモデルがおらず、男性管理職の大変さを目の当たりにすれば、そりゃやりたくないのもわかります。管理職になるとこんなにハッピーというのが見えないと成り手はいないと思います。

そして、男はどれだけ家庭に関われるかですね。特に育児休暇の取得率は世界的に低い。ひとつに育児休暇は長期(1年)で取らないといけないという誤解があるかもしれません。確かに1年は覚悟がいります。しかし、1ヶ月、1週間とか短い期間なら取れるのではないかと思います。まずは出来るとことから始めるのが大切ではないでしょうか。

休まない男性を休ませる

そもそも「休まない」ことが頑張っている、仕事が出来るというのがちょっと違う気がします。
出来るひとは「休み」もしっかり取るからです。
何か「休み」というのは寝ているだけという思いがあるんでしょうかね。
そうじゃない、これは仕事、人間の能力を高める時間を過ごすということ。
ということは休まない人はどんどん仕事が出来なくなるということです。
そういう感覚があれば「休む」ことに罪悪感はなくなるのでしょうか?
(っていうか、休むことへの罪悪感って何よ?)

女性活用の苦難

女性活用は中々困難にあるようです。
女性活用を進めてきた企業からは
・育児休業や短時間勤務制度を使う社員が増えて、仕事が回らない
・子供がいない社員に仕事のしわ寄せがくる
という声が上がっているといいます。

育休中とそうでない人の不協和音が広がっている。

ブログ:社内で不協和音

う~ん、これは人によるんでしょうね。
まあ、負荷が増える人の意見もよくわかります。
かと言って、育児している人の意見もこれまたわかる。
お互い理解し合える環境を整える必要を感じます。

それゆえに育児中の人は
・職場に迷惑をかけて申し訳ない
・いくら効率的に仕事をしても、長時間働く人に勝てない
という思いを抱くわけです。

そりゃ、能力が同じなら時間がある方が仕事できるでしょう。
けど、それを許容できる世の中になって欲しいですね。
「迷惑かけて申し訳ない」というのは、そう思うのは当然です。
そう思いつつ、迷惑かけていいとも思うといいと思います。
その借りというか恩は「恩送り」で別の困っている人に返しましょう。

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「女性へのやさしい戦略」が限界にきているのでしょかね。
資生堂ショックなどがその表れではないでしょうか。

それは女性だけの問題と捉えてしまうから、男性の家事参加など
男女両面で捉えていかないとバランスが取れなくなるのでしょう。

働かない男
家事育児をしない女

この固定観念がなくならないと変わらないのではないでしょうか。

解決策としてここで述べられているのは
「脱・長時間労働」
「柔軟な働き方」
時間ではなく成果で評価すること

わたしもそう思います。
何が不自由かというと8時間拘束なんです。

そうではない、いつでも自由に仕事をし、育児をし、介護をする。
仕事が出来る時はとことんやってもいい。ただ、間に30分抜ける。
夜から仕事をする。とか自由にできればいいと思います。

それにテレワークなどを組み合わせれば、本当に柔軟に働けると思います。

もう社員を拘束する考えを変えていくべきだと思います。

ワークライフバランスは自分の意志でワークとライフのバランスを取れることです。
ある時は仕事人間になるのもありだし、ある時は家庭重視になってもいいのです。
人生全体でワークとライフの自分にとっていいバランスを取るという考えです。

そして、会社の仕事以外の様々な活動も必要となっています。それは多様な価値観があるということです。
その価値観をお互い認め合える社会になることが必要です。

そして私が望む社会は「ゆったり、のんびり、じっくり」な社会です。
マウスイヤーの世の中。あまりにも急いた暮らしに疲れ果てている気がします。
ゆったりした社会なら、納期なんかもゆったり、待ち合わせものんびり、
一日海をみていられる。そんな世の中なら、多くの人がやさしく生きられると思うのです。

今回は男女共同参画:育児が中心でしたが、介護も同じ、いやもっと厳しいものになるでしょう。

私も介護離職防止にどれだけ役に立てるかはわかりませんが、微力ながらひとりでも役に立てるように行動を続けていきます。

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