介護離職ストップ・問題をみんなで話し合えばなんとかなる・・かも

【なんらかの解決策はある】

さて、先日神戸の男女共同参画センター「あすてっぷKOBE」にて
男性の生き方セミナー第2回【~増える男性介護~ストップ介護離職】
http://www.city.kobe.lg.jp/life/community/cooperation/asuteppu/ast_event.html
と題してお話してきました。

介護離職ストッパー

今回も個別の問題をワークで話し合ってもらいました。

一部シェアしたいと思います。

おひとり目はお母様が岡山に住んでおられる方です。
いざ、介護となった時問題となるのは「距離」。

神戸-岡山は頻繁に往来できる距離ではありませんからね。

解決策としては距離を縮めること。
選択肢はふたつ。
母親に神戸に来ていただくか、
自分が岡山に行くかです。

神戸に呼び寄せる場合のメリットは
「会社を辞めなくてよい」こと。
デメリットは母親が慣れない土地で苦労すること。

わたしは介護は「自分を最優先」に考えてくださいとお伝えしています。
それから行くと将来神戸に呼び寄せることが準備になります。

ただ、その方は母が楽な方が良いと考えておられました。
しかし、岡山に行くとなると会社をやめなければいけません。

そこで「その仕事、会社どうしても辞めたくないですか?」と質問すると
「そうでもない」という答えが返ってきました。

そうなると、今から準備することは
「岡山で仕事を探すこと」になります。

もうおひとりというかお二人姉弟でお越しの方は、
「介護で仕事を休むなんてゆるさん」という長時間労働バリバリの
オフホワイトならぬ、ブラックなIT企業にお勤めで、
介護となると親の家は車で1時間ぐらいかかるところにあり、
職場は逆方向に1時間かかるため、ここでも「距離」が問題なりました。
しかも介護に理解のないブラック企業、さらに弟さんは病弱で
とても「介護」などできません。

ああ世の中、立派な企業が素敵な制度などを掲げていますが、
本当の問題となるのはこういうブラック企業にいる人ではないかと思います。

どうしたものか?難しいですねえ。

解決策として、「ブラック企業の改革」というのは苦難が多すぎ
疲弊してしまうので期待するのはやめたほうがいいでしょう。

となるとここでも理解ある企業を探すことが準備となります。
そう考えるともっと転職しやすい世の中にならないとしんどいですねえ。

最後にもうおひとり。
この方も遠距離なんですが、その先がメキシコ。
おいー遠すぎるだろうと
お父様がメキシコ人ですでにお亡くなりで、日本人のお母様が
ひとりでメキシコに住んでおられます。

解決策というか、埼玉だったですかね、お母様の実家のおばさんが
帰っておいでと言ってくれているそうです。

しかし、まてよ。これって「老々介護」になるんじゃないのか?
しかも息子はたまに会いにいきますって・・・
直接見られないなら金銭的援助とかいるのでは?という提案をしました。

この日のワークで思ったことは、問題を話してみんなでアイデアを出し合えば
それなりの解決策が出てくるのではないだろうか。
もっと、もっと話が出来る場所を作りたいなあと思いました。

その後遅れて来られた方とお話をして、これまたびっくり。
息子一人親ひとりで16年間介護を続けておられるとのこと。
これは講演で話して欲しいなあと思いました。

とにかく、知識だけ話す講演では得られなかったものを
掴んだ気がしました。

あと、ワークライフバランスコンサルタント仲間が
サプライズで来てくれて(ツーショット写真)びっくり。
4年ぶりぐらいで、彼女は11月に講師するそうです。

彼女もオブザーバーで入ってもらい、色々意見交換できました。
協力して「介護離職問題」に取り組んで行こうと思います。

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