誰もが救われる万能の制度はない

それでも制度は必要

降格、そして退職?…“老老地獄”を回避せよ(読売新聞)

年間10万人にも及ぶ「介護離職」を2020年までにゼロにする――この目標に向け、
安倍政権は、施設介護の受け皿拡大や介護人材育成などの対策のほか、会社を辞めずに
すむ働き方の導入促進を図ろうとしている。社会福祉士で、10年以上介護に関する
様々な相談に応じ、シニアと老親が共倒れとなる“老老地獄”の危険を警告する山崎さんは
「結局は退職に追い込まれたり、降格されたり、仕事を生きがいにしてきた“企業戦士”
たちには過酷な現実が待っている」と指摘、大胆な発想の転換が必要と主張している。

安倍政権の「介護離職ゼロ」構想を受け、大企業の多くが社員の老親問題対策として、
「介護休暇・休業の取得奨励」や「在宅勤務やシフト(交代制)勤務など変則勤務の推進」に
取り組んでいる。頭ごなしに否定するつもりはないが、率直に言って的外れの対策ではないだろうか。

 先行企業群の多くが介護離職対策として講じている二大施策、「介護休暇取得の奨励」と
「在宅勤務をはじめとする変則勤務の奨励」に対する現場の社員側の満足度は、決して高くはない。

 「親の介護があるのなら休業してもいいよ」と言われても、休暇取得や介護休業で家に
帰るだけでそんなにたやすく介護問題が解消することはない。まして、
「要介護状態にある親がいる場所に仕事を持ち込んで(在宅勤務)、仕事なんてできるわけないだろ!」。
そういうことなのだ。さらに、出世競争から外れるのみならず、降格や結局は退職に追い込まれるケースもある。

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介護と仕事の両立は簡単ではないと思います。
ただ、介護休業や在宅が的外れと言われると、どこが的になるのだろうかと思います。
なんていいますか人間、事情も個性も考え方も違うわけで全ての人に満足いく制度はないと思います。
休業しての介護はだめ、在宅もダメといったら「施設」しかありません。けれど施設に簡単に
入れないから難しい。
現実は甘くないとこの記事では言いたいのだと思います。そしてそうなんだろうと思います。
けれど、介護保険、介護休業などの制度はありがたいものです。
介護は大変でしょうが、全く仕事が出来ないのか?工夫も出来ないのか?
出世競争が重要なのか、役職が重要なのか?
出来ない、失いたくないだけでは前へ進めないのではないのか?
「ないない」ではなく「ある」を探す。
介護保険がある、介護休業がある。助けてくれる人がいる。
仕事する時間が10分ある。「ある」で探せば見え方も大きく変わってくると思います。

もちろん、記事を書いた方もそんなことはわかっているだろうと思いますが、
この記事を読んでそう感じたので書いています。

私が注目したのが「大胆な発想の転換が必要」ということ。
記事からはその部分がよくわからなかったのですが、
それが必要なことはよくわかります。

日本人は政府が何かしてくれる、会社が何かしてくれるというのが
当然のように思っていて、それが不満だと怒ります。

けれど、それは本来なくてもおかしくない、あることがありがたいと
私は思うのです。そして大胆な発想の転換は「会社に頼らない」こと
「自分で仕事を作る」ことです。

自分のペースで自分のやるりたいことをして、自分の生きたいように生きる。
そう決めることです。

会社に依存しなければ出世や昇進は関係ないし、何も24時間自分で介護する
必要もありません。介護を手放していけるようにしていくのです。
そのための介護保険であり、介護サービスです。

個人でビジネスをして稼いで介護サービスを十分使えるようにしていく
サイクルをどううまく作るかが解決のカギだと思います。

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