仕事と介護の両立講座inあすてっぷ神戸

仕事と介護の両立講座inあすてっぷ神戸

講演会の予定はこちら

仕事と介護の両立という難しいテーマ

介護離職ストッパー 内橋康彦です。

令和2年2月15日(13:30~15:30)開催
あすてっぷ神戸

「仕事と介護の両立」我ながら難しいテーマだと思います。

仕事と介護 ってどちらも個々人の事情が大きく関わってくるもの。
それを掛け合わせたら千差万別です。

そこに示せる解決の糸口はひとつなのですから難しい。

介護はまだまだ先で参考程度に聞きに来られた人から、深刻な状態の人もいるわけです。

特に、深刻な状態の人を救う方法を私は持っていないので苦しいですねえ。
でも、それでも「少しマシになる」ことを伝えられればと思って話しています。

まあ、対象者は今後介護をするであろう人に対する準備の話ですから、現在進行形の事象の話は出来ないんですがね。

しかも介護の話じゃなく働き方の話なので・・

いや~難しいテーマだ。
それでも、ひとつの方法としてヒントになれば本望です。

問題を少しマシにしていく講座

正直、私の講座で「仕事と介護の両立」が出来て「介護離職」がなくなることはありません。
もし、2時間の講座でそれらが解決できるなら、高報酬の講座になるでしょう。

でも、だからと言って無駄かというと無駄ではありません。
なんらかのヒントや整理が出来ると思っています。

そして現状より「マシ」になってもらえればいいと思っています。

「マシ」を積み上げていけば、そのうち解決する。

そういうスタンスです。

記事はこちら



さて、講座では用意したスライドは参考程度で、参加者の方の問題を聞いていきました。
問題を感じているから問題は必ずありますからね。

具体的な「問題」に対してなんらかの答えを見つけていく。
それが「マシ」を作っていくのかな・・・と思います。
で出してもらった問題(参加理由)はこちら。

介護と仕事の両立
  • 親が歩けなくなった時に備えておきたくて
  • 仕事していて親が病院に行かないといけない時、休みが取れない
  • 親が施設に通う中、無職でどう仕事を探せばいいか
  • 仕事をしていく中、介護に直面しどうしていけばよいか
  • 介護は女性がやるものという認識はどうなのか
  • 現在アルツハイマーの母と別居しているが、同居した場合転居が必要で仕事を辞めないといけない、いつのタイミングで同居するべきか
  • 障がい者、認知症の方と関わってきて、今後自分がどうしていくか勉強したかった
  • 職場の理解がない、休んだり、早退が難しい。
  • 妻が先に要介護になった時の備えのためヒントを得たい
  • 介護保険など国の援助が減り自助になってきていることが心配
  • 現在パートで働いているが高齢の両親の介護を考えていたので

不正確な部分もありますが、大体こんな感じの問題を感じて講座に来てくださりました。

話の中の部分も含めてまとめると

  1. 介護することになった時に仕事ができるのか
  2. 介護をする時の職場での対応
  3. 介護を取るか仕事を取るか
  4. 介護をすることになった時の介護保険などの対応
  5. 制度や社会状況

もっとあったような気もしますが、講座中は全力で答えていたので覚えていないところもあります。大まかにはこんな感じ

では、これらの問題についてみていきましょう。

1.介護することになった時に仕事ができるのか

今回の講座のテーマはまさにここ。
介護することになって仕事できるかどうかはわかりません。
それは状態、状況によるからです。
でも、究極は「家族」が大事なので仕事は辞める場合もあるでしょう。
ただ、条件が許すなら「仕事」はするほうがいいです。

それは職を失ったことがある人はわかると思うんですが、かなり精神的にキツイです。
収入はなくなるし、社会的存在感も喪失した感覚になってしまいます。

とにかく出来うるなら仕事を続けましょう。
ただ、会社は辞めてもいい。そこがポイントなんですがね。
やはりブラックな会社だと努力するのも難しいところがありますからね。

とは言え、転職も事情があると難しい。
特に介護する人がいると知られると企業は敬遠してきます。
まあ、ひどい話ですが企業とはそういうものです。

だから、私は

個人でできる仕事を持っておきましょう。

と提案しています。

個人ビジネス、副業をやるということを言っています。

けどねえ、これも難しい。
多分、言ってもやる人はいないでしょう。

別に私は大層なビジネスをやれとも、それで食っていけとも言っていません。
いきなりそんなことは出来ないから。
でも、金額は安くてもできることはやります。
まずは簡単なことでも始める。そして自分の力で稼ぐという意思を持つことが大切だと思います。



これも一気に考えるんじゃなくて「ちょっとずつマシ」にしていくんです。
ちょっとずつ難しいこと、単価の高いことをやっていく。
プラス持続性。要は粘り強くコツコツやる。そうするためには即始めないと上手くいく時期は後ろになってしまいます。
出来れば介護をする前に自分のビジネスを確立していきたいわけです。

そうは言っても自分だけではできないという人にはサービスを提供していますので興味があればこちらをご覧ください。

個人でビジネス・仕事を持っておくことは精神的に安定します。

収入源が複数あるということは離職した時のリスク対策であり、会社に対して卑屈にならずに済みます。

もし、やむを得ず会社を辞めることになっても生きていけます。
介護での休暇や早退も言いやすくなります。

副業して収入源を増やしておく

これがまずひとつ

その上で仕事をばんばん増やす。

介護は自分でせず、頼む

決められた時間に決められたことをするような仕事ならいいですが、営業など相手があり不規則な時間に働く場合、介護は困難になります。

なら、「自分で介護しない」ことを考えていきましょう。

介護しないといっても放棄することではありません。

「他の人にお任せする」ということです。

要は自分が仕事に集中できる環境を作ることです。

方法は色々あります。

兄弟、親戚にお願いする。
できればいいでしょう。けど、疎遠だったり、そんなこと頼めないという人もいる。

じゃあ、介護をプロに任せる。
けれど、プロに任せるということは仕事は確かですがお金がかかる。



どこのお金を使うのか

  1. 介護保険
  2. 親のお金
  3. 自分のお金

この順で考えるといいと思います。
で、3.自分のお金
ここがポイント。ここを如何に作っていくかです。
全く介護をしないのであれば、それなりの金額が必要です。

介護で苦しむのか、仕事で苦しむのか・・
それは個人個人の感覚や考え方です。

自分に取って最良のバランスを考えてやっていけばいいと思います。

介護の方が好きと言う人は介護の配分を増やしてもいいんです。

単なるひとつの選択肢

こう提案すると「副業出来ません」とか「仕事がない」とかいう話が出てきます。
副業できないなら、別の方法を考えないといけませんが、会社が「副業禁止」という話ならどうとでもなります。
私の私見から言うと会社はなんの保証もなく、なんとなく「禁止」と言っているだけなので、勝手にやってもいいと思っています。
やってみればわかりますが、問題になるぐらい稼げないです。
逆に問題になるぐらい稼げたならそれはそれでいい。

会社に副業を理由にリストラされると思うなら、ボランティアでやればいい。
または会社に聞いてみる。あくまで「禁止」と言うなら給料上げろと言ってもいいでしょう。「副業」は国も推奨しているし、個人の時間に何しようがとやかく言われる筋合いはないわけです。
会社の仕事と被らなければ問題ないと思います。

要はやろうと思えばできるんです。

でも、やらない。

やりたい人:10000人
やる人  :100人
続ける人 :1人

と言われます。
でも、やっていかないと「マシ」にはなりません。


副業がだめなら別の方法を考えるしかありません。
考えがあるなら「副業」をやる必要はありませんからね。
もし、他の考えがあるなら教えてください。ネタになりますので。

仕事も介護もベリーハードなことです。
何の努力もアクションも起こさずに、仕事と介護を両立するなんてできない。
それを忘れてはいけないと思います。

でも、なんとかしようと動けば、なんとかなります。

2.介護をする時の職場での対応

介護をすることになった時、施設への送迎や急な対応などで休暇や遅刻、早退をしないといけない時があります。
一度や二度ならなんとかなっても、ほぼ毎日とかなると後ろめたくなります。

さて、どうしていくか。

まずは「言う」しかありません。
事情を話して、「緊急で帰ることがある」と伝えておきましょう。
これはしつこいぐらい伝える。
いくら伝えても「聞いてないよぉ~」という人は出てきますが、とにかく伝える。

そこでどう対応をしてくれるか・・ですね。
不誠実な対応などの時どうするか。


私はそういう専門の活動をしているNPO法人などの会員になっておいて相談するのが良いと思います。
役所に相談するのもいいでしょう。
公的機関から問い合わせがあれば、企業も動きます。
ブラックでどうしようもないなら、辞めるのがいいんですが過激な対応としては近所の政党事務所に相談にいけば・・・これは危ないって?

大変ですがとにかく言っていくことです。
普通の人間なら対応してくれるでしょう。

そしてそれに対して過度に恩を感じる必要はありません。
今は誰しも介護に関わる「大介護時代」なんです。
これ、お互い様なことなんです。
だから介護で困っている人を見たら助けてあげてください。

後ろめたさを無くすために 借りは返す!

過度に恩を感じなくてもいいけれど、多少は恩は感じるし、借りを作ったという思いはあります。
それは積み重なっていくので、その重みに耐えられず辞めてしまう人もいます。
お互い様とはいえ、一方的に受益ばかりしていると精神のバランスを崩します。

だったら働きましょう。
皆が嫌な仕事を引き受けたり、土日を含め働く日(介護は誰かに頼む)を作ってその日は自分が他の人の仕事を引き取ります。
貸しを作るぐらい仕事しましょう。
身体はしんどいかもしれませんが心の負担は軽くなります。

それが出来れば、休暇、遅刻、早退も言いやすくなるでしょう。

そんなに働きたくない!というのであれば、人に迷惑かけても気にしない。
介護の理由での迷惑はかけていいんです。
そう割り切るのも手です。
まあ、その分愛想よくしておく必要はありますけどね。

3.介護を取るか仕事を取るか

介護をするために一緒に住むことになれば転居が必要で、そうすると仕事を辞めなければならない。いつ一緒に住めば良いか。
そんな質問がありました。

介護を取るか仕事を取るか

簡単な問題ではありませんが、個人の価値観で答えは変わってくるでしょう。
私は出来る限り「仕事」をしてくださいと答えました。
「介護」がまだ緊急性がないのなら、仕事は続けた方がいいでしょう。
今は仕事をする。決めるタイミングというのは別に来ると思いますけどね。


介護は嫁がやる、子供がやる、女性がやるもの?

話の中で親が子供の自分に「介護は子供がやるもの」と言われて困っているという話がありました。
介護は自分の子供で女性、特に嫁がやるという常識?
あるんですかねえ。
というかそんなこと言っていられるほど余裕はありません。
そもそも共働きなので介護をする余裕は誰にもありません。

もし、親が子供のお前が介護しろと言ってきたら

断固拒否!

していいと思います。
まずは自分。自分が安定していないとまともな介護などできません。
大体、自分の子供が苦しむ姿を見て介護して欲しいですか?

私なら子供に迷惑かけたくないと思いますけどねえ。

とにかく深刻な状況でなければ、「仕事」を取っていきましょう。

4.介護をすることになった時の介護保険などの対応

私の講座は「介護~」と銘打ってはいますが、介護についての話はありません。
けれど、全く触れないというわけではありません。

「介護することになった時、介護保険の対応とかどうすればいいのか」そんな質問がありました。
要は制度がわからなくて不安だったのでしょう。

もちろん「介護保険」などの勉強をしておくことは有用です。
しかし、これねえ、講座には介護施設などで働いている専門家の方もいて、言っておられたんですが「読んでもわからん」ものです。
しかも制度もころころ変わります。
べつに今は詳しく知る必要はありません。
そういう制度があり相談する場所を知っていればいいと思います。
地域包括センターや役所の「介護課」へ行けば適切に対応してくれます。



それより今は仕事してスキルを磨いて稼いでいくことに注力するべきでしょう。

まあ、介護の話をしていれば「介護保険」とか知っているもんだと思いますが、一般の人は知らないし興味はありません。
実際に介護に直面するまでは・・・

なので知っているだけでも大きいことなんです。

5.制度や社会状況

「公助」→「自助」へ
国の施策が良くなる要素はありません。
保険料は高くなり、給付は減っていくでしょう。
会社の支援も期待できません。
会社はそれどころではないということです。

要は国や会社に頼っていてはいけないということです。



で、それに対する備えの一つのケースを今回の講座で話させてもらいました。
今の最悪な状況より「ちょっとマシ」になってくれれば幸いです。

それでは最後、一休さんの言葉で締めます。

大丈夫、なんとかなる!


仕事と介護の両立を「働き方」から考える!
介護離職ストッパー 内橋康彦(うちはしやすひこ)講演依頼はこちら
講演料は予算に応じますよ♪

Follow me!

仕事と介護の両立講座inあすてっぷ神戸” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です